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  • 加藤智津子 | Chizuko Kato

Empreinte de chameau🐪らくだの足あと

最終更新: 2月9日

🌙 砂漠(Sahara)と、砂漠の国・モーリタニアのお話 🌙

  その3 塩の砂漠で偶然、会う


  頻繁に出かけているわけではないけれど、偶然、友人に会うのが砂漠。

  しかも、60キロも続く塩(セブハ)の砂漠、Sebkhet Chemchâmで!


  この日の対向車は1台のハイラックスのみで、何と、親しくしている家族のパパが乗っていた。

  イタリア人の女性の雇った車で、これから首都、ヌアクショットの病院まで行くとのこと。

降りて挨拶を交わすのも 砂漠の旅人の礼儀。

  ノマドの居住地、El Beyyed に1ヶ月間も滞在していたという彼女の家族もモーリタニア好きで、

その後、両親から 「年末にウアダンで会いましょう」 と連絡があった。


  砂漠は人をも、つなぐ。

 その数年後、また Sebkhet Chemchâmで会ったのは友人のフランス人写真家。

 四輪駆動のルノー スクーナー(Renault Goélette)、「Cacahuètes(落花生)号」が見えてきたときには

ドライバーとともに指を指し、声をあげた。

 今回、彼は妻とともに El Beyyed から Guelb er Richat (*)を経て、さらに東部の El Ghallâouiya

行き、これからアタールへ戻るという。

ハングライダーでの撮影も得意とする写真家は常に世界中を飛び回っている。

「いつも、お噂は聞いていますよ」と妻。


 愛車内の冷蔵庫から出したショコラと、キッチンで沸かしたコーヒーで

「Santé !」 「乾杯!」


 Photo: モーリタニア アドラル州、Sebkhet Chemchâm (セブハ・シェムシァム)の砂漠の道

    この先(モーリタニア東部)には 「サハラの目」 と呼ばれる ゲルブ・リシャット (*)があり、

その周りに El Beyyed (エル・ベイヤード)、Ouadane (ウアダン)が、

    さらに東部には El Ghallâouiya (エル・ガラウィーヤ)がある

    Guelb er Richat(ゲルブ・リシャット):サハラの目

      同心円状に幾重にも重なった山々が風化や浸食によって削られ、上空からは樹の年輪のように

       見え、瞳を思わせる

       瞳部分に押し寄せる砂丘がまぶたのようにおおう

地質学では 「リシャット構造」、環状となったのは ドーム状の岩石の隆起運動と 考えられている

      なお、ゲルブ・リシャット は1920年、フランス人将校で作家の著作(死後出版)に

「ウアダンは巨大なボウルの入り口にある」 と記述され、

      1922年にフランスの「西アフリカ地図」に登場、

      1934年にはサハラ探査のミッションで 博物学者のThéodore Monod (テオドール・モノ

       訪れ、環状となった構造を確認している (のちに頻繁に調査に通うことに)

直径50、中央部の堆積岩は先カンブリア時代と古い

飛んでくる砂が中央部に積もってきている

ヌアクショットから700 、世界遺産の街、ウアダンからは45 の位置

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© Chizuko Kato