Empreinte de chameau🐪らくだの足あと

🌙 砂漠(Sahara)と、砂漠の国・モーリタニアのお話 🌙

  その3 塩の砂漠で偶然、会う


ひんぱんに出かけているわけではないけれど、偶然、友人に会うのが砂漠。

しかも、60キロも続く塩(セブハ)の砂漠、Sebkhet Chemchâmで!


この日の対向車は1台のハイラックスのみで、何と、親しくしているノマド家族のパパが乗っていた。

イタリア人の女性の雇った車で、これから首都、ヌアクショットの病院まで行くとのこと。

降りて挨拶を交わすのも 砂漠の旅人の礼儀。

ノマドの居住地、El Beyyed に1ヶ月間も滞在していたという彼女。

両親もモーリタニア好きで、

その後、 「みんなで、年末にウアダンで会いましょう」 と連絡があった。


砂漠は人をも、つなぐ。

 Photo: モーリタニア アドラル州、Sebkhet Chemchâm (セブハ・シェムシァム)の砂漠の道

    この先(モーリタニア東部)には 「サハラの目」 と呼ばれる ゲルブ・リシャット (*)があり、

その周りに El Beyyed (エル・ベイヤード)、Ouadane (ウアダン)の集落がある。

   

その数年後、また Sebkhet Chemchâmで会ったのは友人のフランス人写真家。

四輪駆動のルノー スクーナー(Renault Goélette)、「Cacahuètes(落花生)」号が見えてきたときには、

ドライバーとともに指を指し、声をあげた。

彼は妻とともに El Beyyed から Guelb er Richat (*)を経て、さらに東部の El Ghallâouiya に行き、

これからアタールへ戻るという。

ハングライダーでの撮影も得意とする写真家は常に世界中を飛び回っている。

「いつも、お噂は聞いていますよ」と妻。


愛車内の冷蔵庫から出したショコラと、キッチンで沸かしたコーヒーで

「Santé !」 「乾杯!」


* Guelb er Richat(ゲルブ・リシャット):サハラの目

同心円状に幾重にも重なった山々が風化や浸食によって削られ、上空からは樹の年輪のように見え、

瞳を思わせる

瞳部分に押し寄せる砂丘がまぶたのようにおおう

地質学では 「リシャット構造」、環状となったのは ドーム状の岩石の隆起運動と 考えられている

なお、ゲルブ・リシャット は1920年、フランス人将校で作家の著作(死後出版)に、

「ウアダンは巨大なボウルの入り口にある」 と記述され、

1922年にフランスの「西アフリカ地図」に登場、

1934年にはサハラ探査のミッションで 博物学者のThéodore Monod (テオドール・モノ)が訪れ、

環状となった構造を確認している (のちに頻繁に調査に通うことに)

直径50㎞、中央部の堆積岩は先カンブリア時代と古い

飛んでくる砂が中央部に積もってきている

ヌアクショットから700 ㎞、世界遺産の街、ウアダンからは45 ㎞の位置

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© Chizuko Kato