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Empreinte de chameau🐪ラクダの足あと

🌴モーリタニア🌙 砂漠を旅する🌴 No.1 🐪 加藤智津子

サハラ(砂漠)の旅:砂漠で眠る

  

私が旅するモーリタニアは日本の2.7倍の面積で、その80%が砂漠という国。

15、6年のつき合いになるドライバーとともに4WD車で移動し、野宿をすることも多い。

夏は砂の上に敷いたマットレスで、冬はテントのなかで眠る。

食事は、町で購入したポータブルストーブ(コンロ)と食材を使い、料理人を兼ねるドライバーが用意して くれる。

ラクダ肉か羊肉に野菜を加えて炒め、パスタを炊き込んだもので、味付けは至って淡白かつ シンプル。

レパートリーは少なく、パスタの形が変わるくらいだ。

お茶は焚き火で沸かす。明るいうちに、焚き付け用の「ソドムのリンゴ」と薪になる「アカシア」の枯れ枝を集めておくのが私の役割。

Photo: モーリタニア アドラール(Adrar) ・ エル・ベイヤード(El Beyyed)


1日の終わり、小さな音を立てて夜空へ昇っていく炎の前で、お茶を飲みながら想う。

60万年前、ここは緑豊かだったはずだ。そのころ、この地に生きた旧石器時代の人々も、こうして 炎を眺めたのだろうかと、、、、。


最後に、茶殻は動物や鳥たちのために残し、火は砂をかけて消す。

夜空を見上げると、満天の星がまたたく。

ときおり、流星が尾を引いて闇に吸い込まれ、規則的な動きの人工衛星が空を通り過ぎていった。


ライラ・サイーダ(お休みなさい)


 

El Beyyed はノマド(遊牧民)たちが 一定期間滞在する居住地.

小学校と日用雑貨を売るブテックもあり、オアシスの水を利用した畑で、フランスのNGOの協力によって ホンの少しの野菜作りが始まった.

石山に囲まれた台地に立ち、じっと目をこらすと、旧石器時代のたくさんの石斧が発見できる.

近くに、新石器時代の石絵も存在する.

旧石器時代の石器を集取した個人博物館があるが、目下、「エル・ベイヤード博物館」の構想が進展中.

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© Chizuko Kato

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