追記 シリア「アレッポ - 失われたもの」

Syria アレッポ、ハラブ(Halab)

光りさすスーク、古いたたずまいの街

「これは悪い夢ではないだろうか」、

アレッポの惨状を知りつつも、認めたくないと思うのです。

 アレッポを訪れたのは1993年、伝統的なスーク(市場)の調査研究に同伴

したのが最初で、2011年まで幾度となく通いました。

 アレッポはアラビア語では「ハラブ(Halab)」、

 アブラハムが貧しい人たちにふるまった乳(ハリーブ)に由来しますが、

さらに歴史を遡った古い時代から商業都市として栄えてきました。

 そんなアレッポは物価も安く、食生活は豊か、勤勉で親切な人々。

 そのアレッポが廃墟のごとく変り果てるとは、、、誰が想像できたでしょうか。

 まるで劇場のような 光りさすスーク、古いたたずまいの街。その陰影と独特の色彩。

 商人たちの柔和な顔、モスクの前に並ぶ人々、空を飛ぶシャボン玉、心地よく眠る子、、、

 かつての普通の生活が今は悲しい。

 スークのある旧市街・メディーネと、キリスト教地区・ジュダイデを中心に、

失われてしまった美しい街、「ハラブ」が、いつか蘇ることを願いつつ展示しています。

 10月19日〜24日(月)11時〜19時。最終日17時終了。

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© Chizuko Kato