
Thé au Sahara 🐪 サハラでお茶を
🌴 映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」 & モーリタニア人、モハメドゥ・ウルド・スラヒ 🌴 モハメドゥ・ウルド・スラヒはモーリタニア生まれのモーリタニア人、 グアンタナモ・ベイ収容所で無実を訴え続け、獄中で書いた手記の映画化 2021年10月29日より公開 モハメドゥ・ウルド・スラヒは、2001年9月11日の「アメリカ同時多発テロ」に関与した疑いで逮捕され、拷問と虐待が横行するキューバのグアンタナモ・ベイ収容所へ送られ、裁判すら受けられないまま地獄の日々を送った。 少なくとも約780名にのぼる人々が罪状不明で、米国政府により収監されていた。 モハメドゥは無実を訴え続け、14年間の獄中で書いた「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」(Guantánamo Diary)がベストセラーになり、悪夢のような国家犯罪の実態が明らかにされ、世界が震撼した。 2019年末、「ザ・モーリタニアン」で映画化、 日本でのタイトルは「モーリタニアン 黒塗りの記録」、手記も「モーリタニアン 黒塗りの記録」で、文庫再販された。 映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」 h

Empreinte de chameau🐪ラクダの足あと
🌴モーリタニア🌙 砂漠を旅する🌴 No.16 砂漠を走る、世界で一番長く、重い列車! ⑤ モーリタニア鉄道(SNIM)はモーリタニアの砂漠の中心部を700kmの旅で横断している。 ズエラットの鉱山とヌアディブ港とを結び、その主な任務は鉄鉱石を輸送することにある。 けれど、この地域はほとんど水がなく、住民は過酷な状況下にあった。 そこで、鉄道を利用し、大型タンクに飲料水を入れ輸送することで、生活の大きな希望となった。 Photo:モーリタニア アドラール州 雨の砂漠を走るモーリタニア鉄道の水タンク車 週1度、モーリタニア鉄道(SNIM)は牽引車に水タンク車とフラットカーを数台連結して運行している。 水のない沿線地域へ水を届け、フラットカーには商店主が乗り込んで日用雑貨を販売するのが役目。 列車は駅のあるシュームとティメミシャット以外の小さな村や集落のある駅に停車し(*1)、時には一夜を過ごす。 列車が到着すると、人々が集まってきて水タンク車のコックをあけ、大きな容器に移し、ロバ車で運ぶ。 ホースをつないで、その地域の貯水槽(*2)やフレキシ